家具産地発の北欧テイスト家具
ライフスタイルの変化や、低価格の輸入家具の増加により、日本国内の各家具産地でも生産額の縮小傾向が続き、
付加価値を高めるためには、品質や技術力が高くても従来のイメージを一新するような新しい発想が不可欠でした。
国内外のデザイナーとの交流や、海外市場の開拓など、ものづくりとデザインのあり方を直接ユーザーに伝える試みが数多く産まれています。
北欧家具に引けを取らない国産家具も増え、家具を選ぶ悩みが増えることになるでしょう。
旭川家具
気候や森林に囲まれている環境が近いこともあり、北欧と同じようなイメージを抱く旭川。
旭川市や東川町、東神楽町には家具のメーカーが30以上あります。3年に一度「国際家具デザインフェア(IFDA)」が開催され、
世界中の家具デザイナーと旭川の家具づくりの国際的交流を図る場として定着してきました。
アメリカ、ドイツにもショールームを持つカンディハウス。世界に通用するデザインと、より質の高いものづくりで支持を得ています。
40人の職人と技術スタッフが、手仕事を大切にしながら家具づくりに取り組んでいます。家具職人となって全国に巣立つ方も多いと言われています。
ナラやカバの無垢材をふんだんに使い手作りにこだわった家具製造メーカー。無垢を活かしたデザイン性の高い製品が特徴です
飛騨家具
飛騨家具の歴史は日本の洋家具の歴史とも言われます。木を加熱して型にはめ、曲げる「曲げ木」の技術が大きな特徴です。日本の家具産地の中でも代表的な家具ブランドとしての地位を確立しました。
フィン・ユール、イップ・コフォード・ラーセン、ヤコブ・ケア、ナナ・ディッツェルといった北欧家具の巨匠がデザインした名作家具をライセンス生産しています。
キツツキのトレードマークで知られる90年を超える歴史をもつ家具メーカー。自然で美しい曲線のチェアは高度な曲木技術から作り出されます。
上質の天然木と卓越した飛騨の曲木技術を駆使したものづくり。また「一個流し・受注生産」という生産システムで短納期でお届けしています。
日本の住宅に溶け込む北欧モダンを軸にした自社デザインの開発に取り組み、新しい生活スタイルにふさわしいオリジナル家具を提案しています。
大川家具
量産家具を中心に、生産高では日本一の福岡県大川市。低価格の輸入家具の急増などにより近年では厳しい状況にありますが、大川インテリアブランド産業の再生に向けて新しい試みが始まっています。
若手デザイナーが手掛けるクラッシュプロジェクトのEasyLifeシリーズ。北欧テイストのデザイン。
オリジナルブランド'Ref line'は天然木の素材感とやさしい手触りを持つ北欧家具の特色を盛り込んだシリーズです。
ダカフェ日記でもおなじみの広松木工。天然木をふんだんに利用したナチュラルで温みのあるデザインが特色の家具メーカー。